札幌市北区・中央区から通いやすい歯科・歯医者 「オリエント歯科」札幌駅西口から徒歩3分ヨドバシカメラ斜め向かいの歯科医院です
 
     
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歯周病の治療

テレビのコマーシャルなどで、かなり認知されるようになった歯周病。かつては、歯槽膿漏とも言われていました。
ですが、この本当の怖さをご存知の方は、結構少ないのではないかなと日々思います。多くの方にとっては、むし歯の方が関心も高いのではないでしょうか。歯の色が変わっていたり、穴が開いていたり、冷たいものがしみたり…、むし歯は自覚しやすい病だからでしょう。
 

でも、歯周病は本当に悪くなるまで自覚できないという非常に厄介な問題なんです。歯科治療の進歩により、相当に進んでしまったむし歯でも、かなり自然な感じに治す事が可能になってきました。しかし、この歯周病…悪くなってしまったものは、元の状態に戻すことがほぼ不可能に近いのです。歯がグラグラしはじめたときには、治療が困難な状態になってしまっている、ということもあるのです。

むし歯治療のご相談にいらしていただいても、実は歯周病の方が深刻だったという患者さんも少なくありません。「むし歯の治療よりも、歯周病の治療が必要ですよ」と、ご説明しても、驚かれる方もいらっしゃいます。

 

「歯周病のほうが、ずっと怖いんですよ」と改めて言いたいと思います。

歯周病とは

歯周病は、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こす細菌の感染症で、歯周病は成人の8割がかかっており、自覚症状が少ない病気です。
細菌が歯垢(プラーク)を作って歯ぐきに溜まったままでいると、炎症が起こり、歯ぐきが赤くなったり腫れたりします。この炎症が長期化し進行すると、歯の周りの組織(歯周組織)が破壊され、最後には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
これまで歯周病は、お口の中だけの病気と考えられてきましたが、最近では、歯周病は全身疾患に悪影響を与えることがわかってきているんです。

歯周病のメカニズム

歯周病は、歯垢(プラーク)がきっかけで起こる歯周組織の病気です。
患者さんに「歯垢って聞いたことがありますか?」と質問をすると、多くの方が「あります」と返事をされます。ですが、「歯垢って何だかご存知ですか?」と聞いても、「ちょっとそこまでは分からないです」とお答えになる方が大多数です。「食べかすですか?」とお答えになる方も少なくないです。
「歯垢とは、食べかすや歯の垢ではなく細菌の塊なんです。歯垢1mg中に数億もの細菌が棲みついていると言われています」こう説明すると多くの方が驚かれます。この歯垢の中の歯周病菌が出す毒素で歯ぐきに炎症をもたらすのです。
最初は歯についていた歯垢ですが、しばらくすると唾液中のカルシウムと結合して石のように硬くなり歯石となります。歯石は歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに溜まり、さらに歯垢が溜まる足場になってしまいます。実際には、歯周病は、歯垢の中の細菌や、細菌の毒素を侵入させまいとしてからだが戦う際に起こる炎症によって引き起こされます。最初は歯ぐきだけが腫れる「歯肉炎」、さらに病状が進むと歯を支えている骨を溶かしはじめ「歯周炎」へと進行します。歯周病がひどくなってくると、歯がグラグラするのはこのためです

実際の歯周病治療

治療の考え方と基本治療

歯周病の原因は、歯垢・プラークの中の歯周病菌であることは、お話しいたしました。歯周病の治療は、この細菌を減らすことです。それに尽きます。
細菌の棲みかである歯垢・プラークは、ブラッシングでも除去できますが、かなり上手な方でもその除去率は70%ほどと言われています。また、すでに歯肉炎や歯周炎の症状がある場合、歯ブラシではなかなか届かない歯周ポケットの奥深くに、プラークや歯石が隠れているはずです。歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムを取り込んで固まった軽石状のもので、細かい穴は細菌たちの居心地のよい棲みかです。しつこく歯にこびりつくためセルフケアでは取れません。
そこで、歯ぐきに隠れたプラークと歯石を徹底的に取り去るために、歯科医院ではスケーリング・ルートプレーニングを行います。特に歯ぐきの中に隠れた部分(歯肉縁下)のスケーリング・ルートプレーニングは、歯周治療の鍵となります。この歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニングで、プラークと歯石を徹底的に取り除けば、多くの歯周病が治ります。しかし、見えない部分へのアプローチだけに、その限界もあります。深すぎて器具が届かない場合や複雑な根の形のため器具をあてる角度が難しい場合には、外科処置が必要になります。

歯周外科治療

基本的な治療で治りきらない場合には、歯周外科治療を行うことがあります。これには、外側からのスケーリング・ルートプレーニングでは届かない歯石を歯ぐきを切開して徹底的に取り除いたり、治療後に残る歯周ポケットをプラークが溜まりにくくなるように浅くする手術のことをいいます。中等度から重度の患者さん向けの治療です。

今のところ、薬だけでは歯周病が治らないという事実

歯周病が細菌による感染症だと知ると、「それなら殺菌剤で治せるのでは?」とお思いになられると思います。歯科医院に行かず歯周病予防に効く歯みがき剤やマウスウォッシュなどを使って、自分で頑張って歯周病を治そうとするかたもいらっしゃるかもしれません。
今は、確かに優れた殺菌剤や抗炎症剤などの薬用成分の配合された歯みがき剤などが数多く販売されています。テレビコマーシャルなどでも、宣伝しているのを見たこともあるでしょう。
しかし、歯周ポケットの中に歯ブラシの毛先が届くのはわずか2ミリほど。歯周病の患者さんの歯周ポケットはそれ以上になります。歯ぐきの中のプラークは時間とともに歯石に変わり、プラークも熟成して頑固な細菌の巣に変わりますので、殺菌剤などが効きづらいのが現実です。
また、細菌の塊であるプラークがお口の中で熟成すると、いろいろな種類の細菌が集まったバイオフィルムという細菌の集合体になります(排水口のヌメリを想像してください)。このバイオフィルムの表面は菌体外多糖という膜で覆われ、殺菌剤などはこの膜の中に浸み込むことが難しいため、思うような効果も出ないのです。
一番大切なのはブラッシングという真実【いかにプラークを取り除きお口のなかの細菌を減らすかは歯周治療のもっとも重要な鍵です。そのため、歯周治療にとってあなたの毎日のブラッシングは単なる「ケア」ではなく「治療」です】  先にお話したスケーリング・ルートプレーニングと同様、それ以上に重要なのはブラッシングです。歯周病治療においてブラッシングは「治療」そのものです。なぜなら、プラークコントロールを行い、お口の中の細菌を減らすことが、すべての歯周治療の基本だからです。
そのため、歯周治療には患者さんの協力が欠かせません。いくら歯科医院で徹底的にスケーリング・ルートプレーニングをしても、ホームケアを怠れば、プラークができてしまいます。お口の中の食べカスは歯周病菌やむし歯菌によって粘着力の強いバイオフィルムへと変わります。せっかく歯科医院できれいにお掃除をしてもご自身でセルフケアを怠れば、またすぐに歯石が付着して、歯周病が進行するという悪循環をくり返してしまいます。ブラッシングによるご自身の「治療」と歯科医院の「治療」で、歯を守っていきましょう。

たばこは歯周病治療の大敵

喫煙していると、歯ぐきの血管が収縮し、血液循環が悪くなり、歯と歯ぐきへ酸素や栄養が行きわたらなくなります。その結果、歯ぐきの細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に冒されやすくなるのです。
喫煙習慣があると、歯周病の進行が早く、治療の妨げにもなってしまいます。たばこは歯周病治療の敵であるのです。歯周病の方には、ぜひ禁煙をオススメいたします。
どうしてもやめられない方は、非喫煙者にまして、日ごろからお口の健康に気を配りましょう。

 

メインテナンス

歯周病から歯を守るために定期健診をおすすめします

歯周病は「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」と言われるほど、痛みなどの自覚症状がないまま静かに進行していきます。そのため、歯がグラグラしはじめたときには、治療が困難な状態になってしまっている、ということが少なくありません。そして、一度治療をして治った後も、手入れが行き届かないところから再発しやすいのが特徴です。

定期的なメインテナンスのメリット

  • 定期的に専門家のよるケアを行うため歯周病やむし歯を予防することができます
  • 歯周病の原因となる歯と歯ぐきの間のプラークや歯石を取り除きます
  • トラブルが少なくなるため結果的に医療費も減り経済的です
  • 歯や歯ぐきの掃除を行うため、お口を清潔に美しく保つことができます

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(木曜日13:30~14:30はスタッフミーティングを行っています)

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院長 安井丈富のブログです。医院でのこと、研修会参加、歯科に関する情報、プライベートなどについてつづります。